原木しいたけビジネスはかなり儲かるビジネスです。原木しいたけの自然栽培には、直射日光があたらず適度に木漏れ日が差し込む湿った森の中が最も適しています。しいたけは、栽培方法によって「原木しいたけ」と「菌床しいたけ」の2種類に大別されます。菌床しいたけと原木しいたけの大きな違いは、栽培方法です。 菌床しいたけは、温度や湿度を調整して安定した環境で収穫まで育てられます。 一方、原木しいたけは、自然の森などで育てられるのが一般的です。古来、しいたけは人が栽培するのではなく森のなかの木に自然に菌が着生して発生していました。風通しがよくて涼しく、適度な湿度が保たれている栽培条件が整えば、きっとうまくいきます。鎌倉山オーガニックファームには、そういったファームがたくさんあります。
自然の気象条件を利用して栽培される原木しいたけには、希少価値があります。スーパーなどでは「菌床しいたけ」が一般的に売られていることが多いと思います。菌床しいたけは人工栽培で、どんどん収穫できるため、一年中「生しいたけ」の状態で流通しています。ですが、「菌床しいたけ」と「原木しいたけ」は全く違うものとしてご理解ください。うま味、香り、栄養の点で全く違うものです。ですから、「原木しいたけ」は高級食材として、贈答用に需要があります。しいたけの畑を「ホダ場」と言いますが、「ホダ場」は、日当たりの良い林の中が最も適しています。温度が10~20℃、湿度が高い春や秋に椎茸は発生します。原木しいたけビジネスは、高値で取引されるため、売れればかなりの収益が見込めます。 |