旧暦と月齢について| 【鎌倉山オーガニックファーム】
 
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旧暦と月齢について
 

月齢とは、月の満ち欠けの度合いを表すために使われる数字です。新月の状態を0とし、1日の経過ごとに「月齢1、月齢2…」とカウントしていきます。また、月齢を日にちではなく時間で区切る際には、「月齢1.2」「月齢2.5」などと小数点を使用するのが一般的です。新月は0、上弦の月は7~8、満月は14~15、下弦の月は22~23となります。月齢は0から始まって14~15あたりで満月になり、29.5あたりまで行くと新月になってまた0に戻ります。

暦は大きく三つに分けられます。現在多くの国で使われている「太陽暦=グレゴリオ暦=新暦」と、月の運行を基準にした「太陰暦」、太陽と月の両方を取り入れた「太陰太陽暦=旧暦」です。日本では明治初頭まで1000年以上、太陰太陽暦(旧暦)を使ってきました。明治の日本が導入したのは、当時の明治政府の財政事情が絡んでいたと言われています。ちょうど官吏の給与が月給制に変わったばかりのころ、「旧暦のままだと、来年は閏月があるから、1年間に13回給与を支払わなければならない。」。できるだけ支出を抑えたかった政府が新暦を導入すれば、「閏月はなくなるから、月給の支払いは12回で済む。」と考えたことがきっかけだったようです。

太陽暦の場合、1年が365日なのに対し、地球の公転周期が365.25日弱であることとで4年に一度うるう年が設けられていますが、二十四節気では、19年に7回「うるう月」を設けて対応しています。二十四節気では、月の周期29.5日を基準にしており、1年間は、29.5日×12=354日となります。もしそのまままったく修正をしないと、月日は季節に対して1年に約11日ずつ前にずれていき、20年もしないうちに、夏至の頃に元日を迎えることになってしまいます。そこでうるう月をおよそ19年に7回の割合で挿入して、季節と月日のずれがあまり大きくならないように調整しました。うるう月をいつ入れるかは、「必ず2月と3月に入れる」というように固定されているのではなく、季節と月日のずれが大きくなったら入れるような規則に従っていました。うるう月が入った年は、1年が13ヶ月になります。例えば、まだ「旧暦」が使われていた明治3年には、10月のあとに閏10月が入れられました。

現在の新暦(グレゴリオ暦)になる前に利用されていた旧暦では、月の周期をベースとして1カ月の長さを決めていました。月齢0の日が1日であり、その後月齢に1を足した数字がちょうど日付となるイメージです(月齢20ならだいたい21日)。そして、旧暦では30日の月(大の月)と29日(小の月)の2種類を設け、1年365日を区切っていました。しかし月齢はおよそ29.5日であり、12カ月分でも約354日にしかなりません。そのため、1年に約11日発生してしまう季節と月日のズレを、約3年に一回「閏月(うるうづき)」を挿入することで調整していたのです。ズレを修正するためには、季節に関して基準を設けなくてはなりません。そこで用いられたのが、365日を24の区分で分ける「二十四節気」です。二十四節気は、太陽の周りを地球が公転する1周の期間を24に分け、季節の移ろいに符号させます。つまり、旧暦は月齢の考え方をベースにしつつ、太陽の運行状況も取り入れることで季節の移ろいにより合った暦となったのです。

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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