自然栽培とは | 【鎌倉山オーガニックファーム】
 
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自然栽培とは
 

自然栽培とは農薬や肥料を使わず、自然を模した環境の中で野菜が持つ生命力を生かして栽培する農のあり方です。自然の力をいかんなく引きだす永続的かつ体系的な農業方式の呼称です。自然栽培は、肥料・農薬には頼らず植物と土の本来持つ力を引き出す農業です。自然栽培では、一切の肥料・農薬を使用しません。自然栽培の定義は、自然界を師として、自然から学び、自然を尊びながら自然に添っていく中で大自然の法則を田畑に応用する農法ということになります。いわば“土からもタネからも逃げない“、そして、肥料や農薬に頼ることなく大自然の潜在能力を田畑に発揮すること、植物の本来の生き方に向き合うこと、これをもって「自然栽培」と呼んでいます。農家は膨大な年月を費やして、土づくり、タネづくりを行います。実際には、自然栽培に従事する農家は少なく、収量も他の栽培方法と比べて格段に少ないため、流通量も少ないため、価格が他より高めです。基本的に「自然にまかせて」「自然の力で」「自然を模した環境で」栽培する漠然とした枠組みですが、「自然」の定義づけがそれぞれの農法あるいは農家で異なりますので、地域や圃場によってその方法はさまざまです。自然農もこの分類に入ります。

 

自然栽培のやり方を特徴をふまえてまとめてみました。

 

1、耕さない
土を耕す目的は、土を柔らかくして植物が育ちやすくするためです。でも、自然農法では、基本的に土を耕しません。土は、枯れた草の根を、土中のミミズなどの生物が食べて排泄をし、さらにまた細かい微生物が食べて排泄をするという繰り返しの中でより細かくなり、分解されていきます。団粒構造と呼ばれる軽くまとまったような土が徐々に形成されていきます。この団粒構造は、とても素晴らしいもので、水分と空気を土中に行きわたらせる役割をします。耕してしまうことで、自然にできた団粒構造を壊してしまうことになりますので、自然農法では、耕すことをしません。
※その土地の土壌の状態、土の成分、あるいは、作物の成長がまだ進んでいない場合などは、軽く耕したり、雑草を取り除いたりする場合もあります。

 

2、雑草を抜かない
雑草が生えないような土地では作物も育ちません。米だって草です。バナナだって草です。草は生命を終えると他の生き物たちの栄養になっていくからです。ただ、雑草をそのまますべて生やしたままだと、畑の主役が雑草に奪われてしまう場合もあります。苗が小さいうちは雑草の栄養になってしまうこともあり得ます。おすすめは、作物の根付近にある雑草は抜いてそれ以外の部分は残しておく方法。畑に寄ってくる虫の居場所を作物から遠ざけつつ雑草を食べてもらうことで作物への食害も防ぐ効果もあります。畝の片側だけ雑草を抜くのも有効です。大切なのは作物のすぐ近くにある雑草だけは抜いておいて、それ以外は抜かずに残しておくということです。

 

3、農薬は使わない
自然農園では、なるべく人為的なやり方をしないで自然のメカニズムをそのままにしますので、当然ながら、自然界に存在しない農薬や化学肥料は絶対に使用しません。ですから、作物が虫に食われることもあります。でも、その虫を食べる虫もまた存在していますから、甚大なな被害を被ることもありません。虫も、作物が育ちやすい環境をつくる重要な役割があると考えています。

 

4、肥料を与えない
肥料の成分は、基本的に、植物が育つのに必要な栄養の3つの要素である、チッ素・リン酸・カリでできあがっています。この3要素は、自然界の循環の中でも作られます。この自然界の循環を活かした環境を整えることしか行いません。ですから、肥料を与えなくても作物は育っていってくれます。また、なかなか市販の肥料に含まれていないようなマンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデンなどの微量成分も自然に出来上がりますので、植物にとってより良い環境に土壌が育っていきます。
※肥料を与える場合には、天然成分の米ぬかやお茶のでがらしなどを与えるといいかもしれません。

 

5、木も大切にする
「鎌倉山オーガニックファーム」は、どこの農園にも木があります。それは、自然の野山をモデルにしているからです。自然の野山には、たくさんの木々があります。当然ながら日陰もたくさんあります。山に足を踏み入れてみれば、自然の山には、木々と一緒に豊富な植物が育っていることがわかります。木は、秋になると葉っぱを落とし、それらを虫や微生物が分解してくれます。こうした循環が、その土地にいつも腐葉土を作ってくれる重要な役割も果たしてくれています。

 

6、テキトーに種をまく
本格的な自然農法では、いろんな種類のタネを土に混ぜて団子にして、耕作地にばら撒くやり方もあるようです。人間の都合で、「ここにはきゅうり」、「ここにはトマト」などのように作物ごとに分類して植えるのではなく、自然の摂理にお任せして、テキトーにランダムにタネをばら撒いて、そこにできた作物をそのまま受け入れて感謝して食べるという感覚でやっていくのがおすすめです。自然農の達人はそのようにおっしゃっていました。・・・といいますか・・お任せしますので、ぜひ、いろいろトライしてみてください。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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