除草剤使っても大丈夫!?| レンタルできる農薬を使わない家庭菜園 【自然農レンタルファーム】
 
 
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◆除草剤使っても大丈夫!?
 

枯葉剤作戦は、ベトナム戦争中の1962年から1971年にかけて行われたアメリカ軍の軍事作戦です。ベトコンが潜む森林を失わせ、同時に食料を絶つ目的でベトナム共和国の農村部一帯に推定1,200万ガロンもの枯葉剤を散布しました。その中で、最も多く使われたのが「オレンジ剤」と呼ばれる枯葉剤です。

悲惨な「枯葉剤作戦」の影響は、現在も被害が続いています。ベトナムのホーチミンは、今でこそビジネスの発展が目覚ましいアジアの大都市ですが、わずか40年前は現地でまだベトナム戦争が行われていて、「悲しい歴史を背負った町」という側面もあります。中でも、戦時中に米軍が行った「枯葉剤作戦」が悲惨でした。当時の米軍は、ベトナムの自然環境破壊や食糧を奪う目的で、農村地帯に9年間も枯葉剤を撒き続けました。最も多く散布されたのが「オレンジ剤」と呼ばれる薬剤です。ベトナムの共産化を阻止する口実でアメリカは1965年から本格的に軍事介入しましたが、実際に現地でやっていたことは「むごい」の一言でしか表現できない、毒入り薬剤の散布――。その結果、50万人ものベトナム人が死や病気に苦しめられ、実はその被害は現在も残されており、被毒3世の子どもも身体障害を訴えています。アメリカでも日本でも、このような重大な史実があまり伝えられていないのが現実です。実際に、オレンジ剤被毒3世の子どもたちでさえ身体障害を持って生まれており、彼らは隔離されたエリアに住んでいます。

この「枯葉剤」ですが、その枯葉材の残りを薄めたものが今の日本で除草剤として販売されています。確かに効果がありそうですね。Amazon、楽天、Yahooショッピング、モノタロウ、カインズ、ヨドバシカメラほか、どこでも手に入りますので、ご使用になりたい方はご自宅の庭でどうぞ。

商品名「ラウンドアップ」という除草剤は、ベトナム戦争で使われた「枯葉剤」をつくったモンサントが1974年に発売した除草剤で、グリホサートを主成分としています。このグリホサートが猛毒を含んでおり、2015年に世界保健機関(WHO)の下部組織「国際がん研究機関」が「おそらく発がん性がある」と発表しています。2017年には米国政府の研究で急性骨髄性白血病との関連が発表されています。発表したのは米国の国立がん研究所、国立環境健康科学研究所、環境保護庁、国立職業安全健康研究所の共同プロジェクト。急性骨髄性白血病は急速に発達するがんで、5年の生存確率は27%としています。グリホサートは発がん性はもちろん、植物を枯れ死させてしまいますが、同様に土壌細菌や腸内細菌も損ないます。腸内環境を破壊することでアレルギーなど自己免疫疾患などの原因になったり、神経毒として自閉症や認知症を誘発する可能性が指摘されています。また、生殖に与える影響も懸念されています。精子の数の激減、胎児の発育に影響を与える可能性だけでなく、世代をこえて影響する危険を指摘する研究結果も発表されています。モンサント社は、その親会社であるバイエルによって、117年続いたモンサントの名前は使わないことで風評被害?を免れる計画で、以降はバイエルの名称のみとなると発表しています。

ベトナム戦争で撒かれた枯れ葉剤によってつくられたダイオキシンは三代にわたって影響を与えるといわれていますが、グリホサートにも同様に世代をこえた影響が出る可能性も指摘されています。科学的研究では、ラウンドアップ製剤とその代謝産物が試験管の中でかなり低い濃度であっても、人間の胚、胎盤、へその緒の細胞に死をもたらすことが明らかになっています。代謝産物とは、分解されて除草剤の役目をしなくなった状態のもので、分解されても動物には同じように死をもたらすことが明らかになったわけです。ネズミの実験では、思春期の時期にラウンドアップにさらされると生殖の発達に障害を起こす「内分泌腺撹乱」の可能性が発見されました。「内分泌腺の撹乱」とは、脳内ホルモンのバランスを崩すことで、体が思うように動かなくなったり、気分を自分でコントロールすることが難しくなることをいいます。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
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