19世紀のイギリスで産業革命が起きて以降、近代農法の普及によって広い農耕地が必要になりました。そこで、世界各地で行われたのが「森林伐採」です。以下は、Our World In Dataによる、森林面積の変化を示す世界地図(2015年)です。オレンジや赤色は森林の減少傾向が強く、緑色は森林面積が増加傾向にあります。気候変動による森林火災や畜産業拡大のための飼料(とうもろこし・大豆など)を育てるための土地確保、都市開発のためといった理由が原因で、急速に森林が失われています。森林伐採が進むと、二酸化炭素を吸収する樹木が減少し、地球温暖化が加速してしまいます。また、森林に生息する多くの生き物が住処を失い、種の絶滅はもちろん、周囲の生態系にも悪影響・・・